1分で分かるカードローンとは?
カードローンという言葉自体は、一度は聞いたことがあることでしょう。しかし、意外なまでにカードローンについて正しく理解している人は少ないです。
あなたも、もしかしたらカードローンについてイマイチ分からないので「カードローン」とか「カードローンとは?」と検索してこのページにたどりついたのかもしれません。
カードローンとは一言でしまうと「お金を借りれるカード」です。
カードローンというぐらいですから、カードを使ってお金を借りられるのです。
また、ローンという言葉がついているぐらいなので返済をする必要があります。
カードでお金を借りて、返済していくのがカードローンの大原則です。
無担保の代わりに個人属性が大きく影響する
特徴としては「個人向けの無担保ローン」である点です。
つまり、法人(会社)などにお金を貸すのではなく、その対象が個人である。また、不動産や株といった担保がいらず、無担保で借りられる特徴があります。
担保も無しに、カード1枚でお金を借りられてしまうわけです。良くも悪くもカードローンはお手軽なので、だから利用者が非常に多いのです。
もちろん、担保無しで借りられる(融資をしてもらえる)ということは、その分、借りる人自身の属性が大変重要視されます。
例えば、Aさんは、不動産も株も持っていないけど、個人の年収も高いし、職業も公務員で安定しているといった場合はカードローン業者は喜んで貸してくれることでしょう。
いわゆる個人の属性や信用情報といったものが、審査材料として非常に重要視されているわけです。
年収が高くて、社会的にも信頼性が高い職業(公務員や上場企業社員など)であればあるほど有利です。しかし、だからといって厳密な年収基準があるかといえばありませんし、主婦や学生でパートやアルバイト程度でも仕事をしていれば条件次第では借りられるケースもあります。
何度でも借りられる(限度額内なら)
カード1枚でいくらまで借りられるか?は、「限度額」によります。
限度額が100万円なら100万円まで。限度額が50万円なら50万円まで借りられるわけです。なお、限度額の範囲内であれば、何度でもお金を借りられるのも特徴です。
例:限度額100万円の場合、10万円借りて、20万円借りて、30万円借りても合計60万円なので残り40万円(100万円−60万円)まで借りられる。
ここで限度額内なら何度でも借りられるということをお伝えしましたが、これが実はカードローン特有の大きな特徴といえます。
例えばですが、中小の消費者金融のローンなどの場合は、借りるごとに審査が必要であったり、利用者の債務情報や信用情報を細かくチェックするところもあるようです。
先ほどの例で、10万円借りて、20万円借りてという話をしましたが、このように頻繁に借りたりしていると業者によっては「この人頻繁にお金をつまみまくっている」と捉えられてしまいお金をそれ以上貸してくれなくなるケースもあるわけです。
ところがカードローンの場合は、「限度額内」の枠内であれば、審査なしでもいつでも何回でも引き出せるという点が大きな特徴でもあり、利用者によってはメリットともいえるわけです。
あたかも自分の預金を預けている銀行口座と錯覚してしまうかの如く、手軽にお金を借りられてしまうとも表現できるかもしれません。
注意:もちろん自分の貯金ではなく、カードローンは紛れも無くお金を借りているわけですが。
返済ペースに関しても「ローン」という言葉がついているぐらいですから一括で返す必要はなく分割返済(ローン)できるのも特徴の一つです。
よくキャッシングとカードローンの違いは何ですか?という質問が多いのですが、キャッシングは「一括返済」が原則です。それに対してカードローンは「分割返済」が可能なので、この点がキャッシングとカードローンの決定的な違いになります。
毎月の返済方式はいくつかやり方があるのですが、世間一般的には「リボ払い」と呼ばれている方法で返済していくケースが非常に多いです。つまり、利用残高に応じて毎月1万円とか毎月2万円などの返済額を決めて返済を続けていくやり方です。
リボ払いは正式名称は「残高スライド定額リボルビング方式」と言いますが、雑学程度で覚えておいても損はないでしょう。
カードローンの注意点
カードローンは無担保でお金が借りれてしまうこと。さらには限度額内であれば何度でもお金をすぐに借りれてしまうこと。これについてお伝えしてきました。お金が急に必要になった時などは本当に便利だと思います。
しかし、そんなカードローンでも利用時には注意点があります。
・借り入れがとにかくしやすいので、知らず知らずのうちに限度額一杯まで借りてしまっていた…
・自分の銀行口座では決してないのだけど、自由に引き出せるので錯覚を覚えてしまう…
・リボ払い返済のうえに小額返済にしていると、返済残高は驚くほどなかな減っていかない…
このように手軽に利用できるメリットがある反面、そのメリットの背景には気をつけないといけない注意点が潜んでいるわけです。
もちろん、こういった注意点をしっかりと理解した上で利用すればカードローンは安全ですし、急な出費の場面でもあなたの強い味方になっていること間違いありません。