カードローンの貸出金利・貸付金利について
カードローンを利用する時に貸出金利・貸付金利という言葉を目にすることがあります。一般的には使われない言葉でもありますので、いったいなんのことと疑問に思う人も少なくないでしょう。そこで貸出金利・貸付金利について詳しく解説をしていきます。
貸出金利・貸付金利ってどういう意味?
貸出金利・貸付金利とはカードローンを利用する時の金利のことです。貸出金利、貸出金利のどちらも同じ意味の言葉で、お金を借りる時のレンタル料と考えるとわかりやすいかもしれません。この貸出金利・貸付金利については年利として表示しなくてはいけない義務があります。
年利というのは1年間借りた場合にいくらの利息がつくのかという割合のことです。もともとカードローンの場合は、借入をした翌月から返済が行われますので、考え方としてはおかしくなってしまうのですが、説明としてはそうなります。わかりやすく数字を入れて書いてみましょう。
貸出金利・貸付金利が仮に10%としてください。
この時に10万円を借りたとして、1年間返済をしなかった場合は10万円に対して10%の利息がつくというものですね。つまり、1年間の返済がなければ1万円の利息がついて11万円の返済をしないといけないという計算になります。
一般的に、カードローンの返済時には借りている期間分の利息を支払うことになるので、10%を365日で割り、返済までの期間である日数をかけたものが利息として計算できます。
カードローンにおける貸出金利・貸付金利とはどのくらい?
では、カードローンを利用する時にどのくらいの金利がつくのか考えてみましょう。基本的に貸出金利・貸付金利については各カードローンによって異なっています。一般的に消費者金融が行っているキャッシングよりは比較的に低い金利がつけられているので、カードローンは有利だとされているのです。
特にネットバンクなどの新興銀行は顧客を集めるためにとカードローンの金利を低めに設定していることも多く、かなりお得に利用できると考えて良いでしょう。この貸出金利・貸付金利ですが、カードローンを宣伝する時には必ず表示しなくてはいけない義務があります。
各カードローンのウェブサイトではかなり詳細な貸出金利・貸付金利が記載されていますので、利用する前には必ず確認するようにしてください。
カードローンにおける金利は最大借入限度額によって大きく違ってくるように設定されています。限度額が大きいほど金利の設定は低く、限度額が小さいほど金利は高めになるので覚えておくと良いでしょう。
銀行が行うカードローンが有利だと言われるのは、この借入限度額が大きいので金利にしても低くなることが多いのが特徴です。では、実際に数字を入れて確認しておきましょう。
カードローンの貸出金利・貸付金利の表記では、年利5%〜15%などのように記載されます。これは上でも書いたように、借入限度額によって金利が異なることに由来しているのです。
この金利の見方ですが、5%の方を下限金利、15%の方を上限金利と呼ぶので覚えておく必要があります。
一見すると5%の金利で借りられるのなら有利だなと思ってしまうかもしれませんが、ここで借入限度額の話が出てくるのです。
仮にカードローンの最大借入限度額が500万円だったとしてください。この場合、下限金利である5%が適用されるのは最大額である500万円を満たした場合になります。一般的な借入額である50万円以下程度の限度額ですと、上限金利である15%が適用されるので、下限金利だけを見ても意味はありません。
また、よほど年収があって、経済的な信用度が高い人でないと下限金利の適用を受けることはできませんし、そうした人でもいきなり最高額で借入できることもないのです。
ですので、金利を確認する時には、カードローンのウェブサイトなどでもトップページに表示されているものではなく、一覧表になっているものを確認してください。そこで自分が利用したい限度額の金利を調べなくては、思わぬ失敗をしてしまうかもしれません。
言うまでもない話ですが、借入をする時にはこの貸出金利・貸付金利が低い方が有利になります。同じ額を借りるにしても金利が低ければ、それだけ利息の支払いが少なくなりますので、大きなお金を借りる時ほど貸出金利・貸付金利を気にするようにしてください。
大きな額を借りればそれだけ返済期間も長くなりますので、例え1%の違いであったとしても支払いが終わる時には大きな違いになるからです。特にカードローンではキャッシングと比較しても最大借入限度額が大きいので、借入額も大きくなりがちだと言えます。
しかし、先ほど書いたように金利の設定は細かく決定されていますので、利用する時にはいくつかのカードローンを比較してみると良いでしょう。貸出金利・貸付金利の他にも参考にするものとしては、申込をしてから契約までどのくらいの時間がかかるのかをチェックしてみてください。
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